~個々の生活リズムに合わせた 家族のような介護のカタチ~
- お仕事モード → スイッチON!
- 【介護の仕事を選んだ理由】
中学生の頃、職場体験で訪れた介護施設で、イキイキと働く職員の姿を見て、「私もこんな仕事がしてみたい」と感じました。この経験が介護の道へ進む大きなきっかけとなり、福祉科のある高校への進学を決めました。在学中に、特別養護老人ホームや在宅介護支援施設で介護実習を経験し、卒業と同時に「介護福祉士」に合格、看護助手として病院に就職しました。業務内容は、入院患者の食事や入浴、排せつのお世話など。特に寝たきりの患者さんのケアは大変でした。病院で5年勤務の後、「新しい施設で働いてみたい」という思いから、10人単位のユニットケアで自立支援を推進する『おきなの杜』へ転職。
- 【仕事のやりがい】
「高齢の方がみな早起きというわけではなく、朝食の時間もさまざまです。ここは時間に縛られず、好きなことをして過ごしていただく施設。一人ひとりの暮らしに合わせてお世話をするのが、私の仕事です」。スタッフは全員私服姿なので、傍から見るとまるで身内が家族のお世話をしているようです。入居者との関わりも深く、顔を見れば、その日の体調が分かる関係を築けています。気難しい方とは少しずつ距離を縮めていきます。だんだんと心を開いてくださった時や、好き嫌いの多い方の食事メニューを栄養士さんらと考えて食べてもらえた時はやりがいを感じます。
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- 【仕事からの切り替えで充実したプライベート】
介護の仕事を始めて16年になる私は、3度の妊娠・出産と育休・復職を経験。妊娠中はできないことも多く、同僚のスタッフさんに助けていただきました。入居者の方からも、元気な赤ちゃんを産んだら、戻っておいでねと声をかけてもらって嬉しかったです。とても子育てに理解がある職場で、子どもの行事などにも参加できるのがありがたいです。
3人の子どもを育てながらの毎日は目の回るような忙しさですが、家族が協力的なので助かっています。9歳の長男くんは、「あーちゃん(ママのこと)疲れているから、ゆっくりさせてあげて」と妹たちを言い聞かせてくれることもあります。また、施設で開催した「お母さん参観日」では、子どもたちが職場を見学する機会が、「おばあちゃんたちの困ったことを手伝っているんやね」などと、子どもたちなりに、介護という仕事についての理解を深めてくれたようすです。
- 【これから】
今後は、介護支援専門員などの資格取得も考え始めています。バスケを習い始めた長男くんの試合観戦や家族旅行など、これから楽しみにしていることも多く、仕事もプライベートもますます充実していきそうです。