──　事業運営に対する理念 ──

私共は社会福祉法人としての社会的役割を十分認識し、その社会的使命を果たす為「報恩謝徳」を基本理念と定め、
これまで社会を支えつくりあげてきた年配者らに敬意と感謝の気持ちをもって接し、
余生において健康的で安心のできる環境を持って孝行するものとする。
取りも直さず、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、老いというものに寂しさを覚えることのない、
年輪を重ねたにふさわしい福祉サービスを提供するものである。
また、サービス提供者および利用者の双方が人間であることを間断なく自覚し、相互の人間性を尊重し、
心温かい寄り添いのもとに幸福にならんとする心を追求する。

──　介護に対する理念 ──

誰しも好んで介護を受けることはありません。ですから些細なことでも個人としての尊厳が守られ、その方らしく生活が継続できるように努めなければなりません。
私たちに課せられた使命は、ふつうの暮らしを実現させることにあります。決して「生きる」ことに妥協があってはならず、
私たちの都合であってもならないのです。

１．利用者とのゆっくりした関わり
利用者一人一人が自己世界の主人公です。
その方の生活を支配することがないよう、下から支える姿勢を大切にし、その方の流れに合した関わりを心がけます。

２．利用者本位
利用者が自己決定できるよう、ケースに応じた最良の専門的知識・技術を惜しみなく発揮します。
また、どんな要望にも批判せず、そばに寄り添い受け止めます。

３．暮らしつくりのお手伝い
便利な生活を追求するのではなく、多少困難があっても、個別の生活習慣を再現し、これまでの暮らしと変わらない
「その方のふつうの暮らし」を継続させるよう努めます。