専門職インタビュー
O 生活相談員(7年)
とても個人を大切にしている職場だと感じています。私の困りごとにも嫌な顔せずに相談にのってもらえる仲間や上司もいて、いつも助けていただいています。職員にとってもアットホームな雰囲気で、私にとって生活の一部になっています。また、お休みが比較的に柔軟に取得できるので、旅行の計画や友達とのお出掛けは立て易いです。遠慮がちになる年次有給休暇は、もうほとんど残っていません。
【入社した動機】

介護の仕事を始めて20年、これまでに幾つかの事業所に勤務してきましたが、おきなの杜の第一印象は“施設っぽさがない”と衝撃を受けました。まず施設に入って、アロマキャンドルのいい香りがして、ロビーにはビビットカラーの椅子が置かれていました。エレベーターにはロックの機能はなく、中庭にも自由に出られることに驚きがありました。
本当は新しい施設を見学するだけのつもりが、こうして今働いています。前職場を辞めるつもりがなかったのですが、「入居者の想いに寄り添い、“No”とは言わない」という理念に心を奪われ入職しました。
【仕事のやりがい】

特別養護老人ホームへの入居は、これまで通りの生活が困難になってしまい、「このままでかまへん」と思う一方で「本当にええのか」「このまんまじゃぁ…」という気持ちに悶々としながら入居に至る方がほとんどです。施設の入居=生活規制のイメージと、誰かの世話になりたくない、そんな思いがあるようです。
しかし、施設に入居したからと言って、施設のルールに合わせることは、おきなの杜にはありません。自分らしさとあたり前の暮らしを入居者とともに実現します。 
高齢になってからの住まい移動は、すべてが不慣れな生活そのものですから、思うように言えない方には、その方の家族からこれまでの暮らしぶりや性格をお尋ねして、入居生活を具体的に支えていくことが私の使命でもあります。
例えば、入居される前にお酒を嗜んでおられた方は、入居されてからも晩酌を、カップ麺が欠かせない方には種類を揃えて売店で購入できるようにしています。どうしたら暮らしをカタチにできるか知恵を絞り、その人にオーダーメイドで寄り添うことを大切にしています。
【お休みの日は何をしていますか】

もともとじっとしていられない性格ということもあり、“自宅でゆっくり”ということはあまりありません。露天風呂が好きなこともあり、近くの温泉で癒されてから、地元のカフェや洋食屋さんでランチをするのが最近の楽しみです。
仕事終わりには、自宅の近所の小料理屋さんで阪神タイガースの応援をしながらお酒を飲む、これは欠かせません。女子っぽくない私の暮らしぶりに、共感してくれる独身女性は少なくないはず!と願いたいです。
【今後の目標】

「入居者と家族が食卓を囲んで、好物の料理を一緒に食べられる」そんな取り組みをしていきたいと思っています。自宅の生活を丸ごと施設に移すような取組み、例えば、自宅に奥様が一人で生活されていたら、施設からお迎えに行って、晩御飯を一緒に食べてもらい、おやすみなさいと言って帰宅されるような、そんなことができたなら幸せがひとつ増えるかなと思います。ちなみに、この逆はすでに取り組めています!
入居者の施設生活に家族がどのように入り込んで来てもらうか、気兼ねなく家族も施設の中で過ごしてもらうために、ただいま思案しています。
【求職者の方へメッセージ】

数年前に海釣りが趣味だった方が入居してきました。お部屋には釣りに使用する竿と、いつも着ていたベストと帽子を飾っておられました。お尋ねすると、介護状態になったので釣りは諦めざるを得なく、飾られた竿を見て昔に満足するとのことで、少し寂しさを残すお話でした。どうにか釣りを楽しんでもらうことはできないかと思い悩んでいたところ、別のご家族から「屋内で釣りの出来る料理屋がある」と情報を頂きました。言うまでもなく早速にお連れすることになったのですが、企画から実施までの決裁はとても早いです。
 私たちの施設は、規制することをとても嫌がります。介護が必要な状態になることで、趣味まで奪われる こんなことではダメです。私たちと一緒に入居者の「その人らしさ」を追求しませんか。

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